火災保険での雨漏り修理|適用されるケースと適用外のケースをご紹介
雨漏りは火災保険で対応できる?
まず結論から言えば、雨漏り修理には、火災保険が適用される場合があります。
火災保険の保障は火災だけでなく、落雷、風災、水災、建物外部からの物体飛来など、対象が幅広い商品も多く見られます。(保険会社とのご契約内容により、この限りではありません)
調査・点検からお見積もり、施工と、迅速なご対応は大切なことなのですが、保険でカバーができるなら出費の負担が軽減されますので、いま一度立ち止まり、ご自身が加入している火災保険が適用されるのかを確認してみましょう。
【火災保険が適用されるケース】
暴風による屋根材の剥がれ・破損
例えば板金屋根材なら、耐用年数は15~30年になります。
この耐用年数内の時期に想定以上の突風などにより屋根材が剥がれ雨漏りが発生した場合は、風災補償が適用されるケースがあります。
台風による雨樋の破損
台風や暴風、豪雨で破損した場合は風災補償が認められることがあります。
強風による外壁の破損
外壁材そのものは、施工不良がなく定期的なメンテナンスを行っていれば30年以上持ち、破損することは少ないです。
その外壁材が強風による飛来物などで破損した場合は、風災補償を受けられることがあります
【火災保険が適用されないケース】
築年数が古い
建材の経年変化や寿命と認められた場合は保険適用外となります。
例えば築30年を経過したお家の損傷は、暴風による破損なのか経年変化による破損なのかの証明が困難という理由からです。
ただし定期的な点検やメンテナンスを行っている場合は、雨漏りが暴風による建材の破損という証明に繋がる場合がありますので、日頃の定期点検はとても大切であると言えます。
太陽光パネルを新設
保険を掛けたあとから太陽光パネルを設置した場合の雨漏り等は、保険が適用できなくなるケースがあります。
太陽光パネルは重量があり、屋根に掛かる荷重が設置前と変わり、屋根の耐久に支障が出てくる可能性があるためです。
もともと雨漏りが発生していた場所
以前から雨漏りをしていた箇所が豪雨等によって被害が拡大した場合。
雨漏りの症状が見られた場合、速やかに調査・修理を行うことをおすすめします。
被害拡大前の修理が重要
火災保険の保険会社にもよりますが、問題がなければおおよそ1か月ほどで保険金が振り込まれます。
また、二次被害で被った損害額に関しては、火災保険は適応されることは特例などがない限りは”無い”といわれています。
屋根のき損や雨漏りは被害が広がり二次被害や三次被害に至る前に修理し、原状回復をすることが理想とされているのです。